自分のための物語

スペシャリティ 2018-01-03投稿
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 所詮、自分を救えるのは自分だけ。

 最後の最後で自分を救えるのは自分だけ。

 自分に優しくできない奴は、誰にも優しくできない。

 ・・・自分を愛せない奴は、誰も愛せない、利己に走れ、と言う事じゃなくて。

 それが何よりの基本、それなくしては救済も何もあったものじゃない。

 だけど、今のあらゆる物語はそれを完全に置き去りにしている。

 これは、それを再確認するための物語。

 しかし、獣とは違う、人は所詮、人でしかない、良くも悪くも。

 神にも鬼にも悪魔にもなれる、だけど獣にはなれない。

 因みにもう一つ、”自分を打ち倒してくれた奴に、心の底からありがとう、見事だ、と言えるかどうか”。

 理由は忘れてしまったけれども、それが武士道の根幹。

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