所詮、自分を救えるのは自分だけ。
最後の最後で自分を救えるのは自分だけ。
自分に優しくできない奴は、誰にも優しくできない。
・・・自分を愛せない奴は、誰も愛せない、利己に走れ、と言う事じゃなくて。
それが何よりの基本、それなくしては救済も何もあったものじゃない。
だけど、今のあらゆる物語はそれを完全に置き去りにしている。
これは、それを再確認するための物語。
しかし、獣とは違う、人は所詮、人でしかない、良くも悪くも。
神にも鬼にも悪魔にもなれる、だけど獣にはなれない。
因みにもう一つ、”自分を打ち倒してくれた奴に、心の底からありがとう、見事だ、と言えるかどうか”。
理由は忘れてしまったけれども、それが武士道の根幹。