DARK-NESS 161

ZAZA 2018-04-23投稿
閲覧数[594] 良い投票[0] 悪い投票[0]

タケ「あああぁぁ!!!」


殴り掛かろうとするタケの拳を右手で受け止める



タケ「はぁ!」



左手に溜めていた力を放出するが完全に読まれていてヴァレンは首を曲げて避ける。そしてヴァレンは左手でタケの顔を掴み、地面へ叩きつける



タケ「がぁ!」



姿が元に戻り、タケの能膜も一発で消滅した



ヴァレン「お前がアカシアの弟子か…私を失望させないで頂戴」



2本の剣がタケに突き刺そうとした瞬間にヴァレンの目の前を残像と風が通り過ぎた。すると目の前で倒れていたタケが消えていた



ユウ「ハァ…ハァ…」



全力の神速でタケを助ける


タケ「すまん…」



ユウ「冷静になれ!一人で突っ込んでも無駄だ!」



ヴァレンはユウを見つめる


ヴァレン(微かに残像は見えたが反応出来なかった…あれが神躯か)



ユウ「俺が近距離で戦うからタケは遠距離から援護を頼む」



タケ「ああ、でも気をつけろよ。奴の強さは異常だ」


ユウ「わかってる。だから最初から全力でいく!」



神々しい金色のオーラがユウを包む



ユウ「奥義・神躯体!」



タケ「すげぇな、また進化したのか」



ユウの能力は本来強化型で力を込めて殴るシンプルな能力だが、神躯という体術を身に付けた事でユウの能力は単なる強化ではなく、「進化」という能力に変わったか、元々そういう能力だったのか本人もわからない



ユウ「いくぞ!」



「ドン!ドドドドドドドドドドドドドド!!!!!」


お互いの怒涛のラッシュが飛び交う様子を遠くから137がクールな眼差しで見ていた



137(魔痕を発動してやっと対等に戦えている…風に見えるけど、駒鳥は魔痕を発動してない。それにムカイは一回の攻撃で約10ぐらいの攻撃オプションを組み込んでいるのに対し駒鳥に約20の攻撃オプションを組み込んでいる。まだ駒鳥の方が上だ)



「ドン!」



駒鳥の拳がムカイの腹部にめり込む



ムカイ「がぁ!!!」



斥力の力で引き離し、瓦礫に埋もれる。



駒鳥(両目に宿した魔痕。兄上は何故血の繋がりない者に魔痕を継がせたんだ?)



「ガン!」



赤黒く大きな腕が埋もれた瓦礫から飛び出していた


駒鳥「あの若さで魔獄手を…悲しい運命だな」



ズキッと頭に痛みが走り、頭を押さえる



駒鳥(私は一体何を…)



再び頭痛が襲い、意識が変わる



駒鳥「さすがに魔獄手に素では立ち向かえない。私も魔痕を使うか…」



左瞼をなぞり、魔痕を発動させる。姿を現したムカイと駒鳥のオーラで周りの空気が変わる



137「息苦しい…誰かに心臓を握られてるみたいだ。魔王の力を持つ同士の戦いは恐ろしいな…」



ムカイ「フー…フー…フー…いくぞ!!!」



魔王の力を持つ同士の戦いはここだけではない。オルゾと天女魚の戦いもそうだが、一方的な展開になっていた



オルゾ「ゴホ!ゴホ!ゴホ!ゴホ…」



吐血と切り傷で全身血だらけの姿になっているオルゾ。それに所々凍傷の箇所も見える



天女魚「哀れなり…魔痕の呪いに蝕まれたかつての強者よ。我ら大和家の力を奪った罰を受けよ」



冷気を纏う長い刀身がパキパキと音を鳴らす



オルゾ「ハァ…ハァ…呪いか…否定はしない」





投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「ZAZA」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ