30分ほどでその神社に到着した。
「でもさーあたしらんとこのガッコ、修学旅行だけでも私服OKでラッキーだったよね。」
と、恩田。
「そうだよね、学校によってはジャージで行かすとこもあるからねー。」
これは山上。
俺と正広は同時に「何がラッキーなの?」と言ってしまった。するとノブが、
「おまえら馬鹿だなー。ジャージじゃ夜抜け出すなんてできねーだろ。」
「ホントだよ。あんたら2人小学校の頃からお馬鹿コンビだったもんね。」
柊はすぐに俺らのことを馬鹿にする。まぁ俺らよか頭いいからしょうがないか。
1、2時間遊んで俺らは帰ることにした。
みんな疲れてあまりしゃべらなかった。
朝早く起きて遠くにきて、1日で結構いろんなとこまわって、その夜に遊んだんだからあたりまえか。
しばらく行くと道の真ん中に、なにか光っている物がみえる。
小さい、石のような物。
「何・・あれ・・・。」
ちょっと怯えた様子で山上が言った。
「ちょっと近くに見にいこーぜ!!」なんかホラー好きのノブが妙にテンションあがってる。
みんなで近付いてみた。
するとそれは太陽のように強く光りだし、6人を包み込んだ。