俺らの平安修学旅行3

SOS平  2006-09-24投稿
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目が覚めると朝だった。
ここどこだろ、なんかすげーでっかい屋敷。
確かあの石みたいのに近付いたあたりから記憶飛んでんだけど。
「あ、みんなー西起きたみたいだよ。」
戸を開いて部屋に入ってきた柊がそう言った。
すると5人が入ってきたので俺はとりあえず思ったことを口にした。
「なぁもう朝だしさぁ絶対担任キレてるよな。つーかなんで俺こんなとこで寝てんの?いやその前にここどこだよ?」
「落ち着いて。あたしらもめっちゃパニくってるとこだから。とりあえずここは京都の民家。それより今いつの朝だと思う?」
どーみても民家のサイズじゃねーだろ、と思ったが、そのあとに言った言葉の意味が理解不能だったので、思わず「は?」と言ってしまった。
「だから、いつの朝かって言ってんの!」
柊、ちょっとキレてる。
「・・・修学旅行の2日目の、6月7日の朝だろ?」
「隼人、落ち着いて聞けよ。俺やノブや女子達も最初は信じられなかったよ。確かに俺らが気失ったのは6月6日の夜だよ・・。でもな、今俺らがいるのはさぁ1054年。平等院が建てられた次の年なんだよ。」

すぐには自分達がおかれている状況が理解、いや納得することができなかった。



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