Soul City No.08< 兵隊 >

05yR  2006-09-28投稿
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その数時間後建物内にアナウンスが響き、ホールに良達・・失敗作達は呼び出された。何千人とゆう人達は無駄に広いホールに綺麗に並ばされ、瀬黄はゆっくりと話し出した。
「今から君達には実践訓練を行ってもらう。君達には絶大な力があると言ったが、まだその力は覚醒していない。その力を実践訓練を通して覚醒させてもらう」
瀬黄は淡々と話しているが、実験に使われた者達全員は不安と恐怖に包まれていた。実践訓練それは命をかけた戦いだからだ。
「真紅あれを持って来てくれ」
真紅(シンク)と呼ばれた長い赤髪を後ろに一つでまとめた男が長い髪を揺らし靴音を鳴らしながら、大きな箱を持って瀬黄の横で止まった。
「今から全員にある服を配る。このホールの奥に2つの部屋がある、服を受け取った者から女は右、男は左の部屋ですぐに服を着替え、またこのホールに戻ってくるように」
瀬黄の部下達は真紅が持ってきた箱から新品の服を取りだし前の列から服を配り出した。良、優香、太一はバラバラに離れ、服を渡された順に着替えに行った。良は服を渡された受けとると部屋へ向かった。
「何なんだよこの服??」
良は新品の服の袋を破き、着替えて鏡の前に立った。簡単に言えばツナギのような形で、頑丈な素材にポケットや紐などが沢山ついており、左胸には小さく、背中には大きくライトヘッズの紋章がはいっていた。
「・・俺達はライトヘッズの兵隊だっ!!って宣伝してるようなもんだな」
良は眉間にシワを寄せながら、鏡に写った自分を殴った。鏡にはヒビが入り拳に血がにじんだ。良は拳を強く握り締めてホールへと戻って行った。










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