Soul City No.09< 戦闘準備 >

05yR  2006-09-28投稿
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全員が服を着替え終わりホールに戻って来ると、また瀬黄は話し出した。
「それでは皆さん、改めてライトヘッズの一員として頑張ってください。・・ではこれから、指示に従って後について来てください」
瀬黄と真紅はホールの正面にある大きな扉へと歩き出し、指示に従いながら後に続いた。扉の向こうには見たことも無い程大きな飛空艇が3台あり、その中に3つに分かれて良達は乗り込んでいった。
「良!!」
良が名前を呼ばれて振り返ると太一と優香が立っていた。
「お前らもこの飛空艇だったのか!??」
「ああ、運よく分かれられてよかったな」
「1人だったらどうしようかと思った・・」
「バラバラにならなくてよかった。絶対に俺の側から離れるなよっ!!」
「うん」
優香が力強く答えると、飛空艇が離陸するため、皆は席についた。飛空艇には大きなスクリーンと座席前に小さなスクリーンがついていた。離陸して数分後スクリーンには瀬黄の姿が写し出された。
「皆さん今から向かう場所は始めに説明でも話したSoul Cityです。貴方達が生きていた世界はとても安全だったかも知れません。しかし、今のこの世界は自分の1つのミスが沢山の命に関わります。もちろん自分自身の命もです。そして貴方達には今からその命をかけた戦いをしていただきます。しかし、素手では到底不可能と思われるので、こちらでいろいろと用意させてもらいました。まず座席の下にある鞄を取り出してください。」
良達は無言で言われた通りに、座席の下から鞄を取り出し膝の上に置いた。
「鞄の中にあるのはマシンガン、ライフル、ピストル、ナイフとそれぞれの銃の予備玉です。それらは好きにお使いください」
良はナイフを足紐に差し、ピストルをズボンを捲ったふくらはぎのバンドに差した。ライフルを背に背負いマシンガンを肩にかけ、予備玉をポケットの中へ入れた。優香と太一はそんな良を見て、良の覚悟を知り、自分達も自分の扱い易い場所へと閉まった。


「それでは御健闘を祈っています」


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