｢実験は終わったはずだった･･だが､まだ続いていたんだよ｡たった1人実験に成功したと言っただろう??その子を･･兵器を西園寺に奪われた｣
(あいつに!??)
｢そして､Time Egg Capsuleに入れた者皆に､兵器の血を入れたんだ｣
｢兵器の血を??何の為にだっ!!??｣
｢兵器の力を増やす為だ｡そして今その結果が出た｡ここにいる生き残った者達は､先程の戦闘で皆覚醒している｣
｢はっ!??｣
｢私･･分かるかも｣
｢優香!!｣
優香は下を向き不安げに答えた｡
｢･･俺も｣
太一も頷き､他の皆も頷いた｡良だけが首を傾げていた｡
｢普通なら有り得る事のない事がおこらなかったか??｣
｢そんな事なかっ･･････あっ!!!!｣
(春って奴と戦った時･･)
｢思い当たる事があるらしいな｡お前達はただの兵隊ではない｡最強の戦士達･･一騎当千する程の部隊の誕生だ!!Vermilion Bird Blood(ｳﾞｪﾐﾘｵﾝ ﾊﾞｰﾄﾞ ﾌﾞﾗﾄﾞ)と言う名だ｡この名の意味が分かるか??｣
8人は首を傾げた｡
｢朱色の鳥の血･･朱雀の血だよ｡お前達には最高の血を与えたんだ｡でも長いからｳﾞｪﾐﾘｵﾝでいいだろう｣
8人はまだ意味がよく分からず不安げに瀬黄を見た｡
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