Soul City No.23< パワーストーン >

05yR  2006-09-30投稿
閲覧数[248] 良い投票[0] 悪い投票[0]


「では、今から先程説明したパワーストーンをはめこんだ腕輪をそれぞれに配る。」
皆は真紅から腕輪を受取り、左手首にはめた。「・・・何にも変わらん」
「当たり前だ。パワーストーンに自分の力を引き出してもらう代わりに、訓練を通して自分がパワーストーンの力を引き出すんだ」
「何だよ期待してたのに」
太一は肩を落としながらがグチグチと文句ばかり言っていた。
「おい真紅!!」
「何だ??訓練って言ってもどうすればいいんだ??」
「その説明を今からする。先程見せた俺の能力は覚えているな??具現化する能力で、俺のは記憶から引き出す能力だ。その力をお前達にかけるから、その相手と戦う事。初めは俺の姿を変えて訓練するつもりだったが、そうしたら1人づつ相手をする事になる。だから、実際には実体の無い相手と殺り合ってもらうから、相手が死ぬ危険は無い」
「よかったぁ〜♪」
「・・しかし、自分が死ぬ可能性は充分に高いため気を付けるように」
「・・・・・・・・・」
皆は冷や汗をかきながらも頷いた。真紅は頷いたのを確認して話を続けた。
「では今からこの荒れ地は充分に広いから、それぞれには各場所にワープしてもらう。これを1人づつ持て」
真紅は8人に目玉型の飛行カメラを渡した。
「このカメラがお前達を目的地に送ってくれる。移動したらすぐにこのカメラを地面に置く事。カメラに映ってるお前達は俺がモニターで監視しておくの、音声もあるので忘れずに。そしてこの俺が持っているマイクはカメラと繋がっていてお前達にも聞こえるから。今の所質問は??」
良がゆっくり手を上げた。
「何だ??」
「さっきは記憶を引き出すのに「今1番気にしている人」だったけど・・次は??」
「同じ内容で行くつもりだ。「気にしている人」と言うと好い人悪い人どちらも思い浮かべる事が出来、戦うとしたらどちらも戦い難いからな」
「・・そうか」
(なら、京が・・)
「あっ!!それと今回は具現化された者の姿は誰にでも見えるので、不味い人は気を付けるように」
皆はバレないように真紅を睨んだ。
(どうやったらバレないように出来るんだよ!!)


「それでは今から移動して貰う。いいか??」
皆が一斉に力強く頷くと真紅は手に持っていたボタンを押した。その瞬間8人の姿が消えて8人はそれぞれのモニターに写し出された。





i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 05yR 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]
人気雑誌多数掲載
脂肪溶解クリーム


▲ページトップ