‡とある部屋(5年前)‡
-人が倒れている-
-もう一人いるが暗くて顔はよく見えない。右手にナイフを持っている。ナイフからは血が滴りおちている-
>……。
‡現在‡
知典>ここが噂の幽霊が出るっていう建物か!楽しみだ
恵美>ねー、肝試しなんかヤメて帰ろーよ
知典>ならお前帰れよ。俺は一人でも行くからな
-知典は一人で建物の中へ-
恵美>…んもう!待って!行くよ行く!
-恵美も建物の中へ-
-しばらくして二人の悲鳴-
‡それから一週間後(建物の外)‡
雄太>いやぁ…団長見直しましたよ!昨日の今日でよくこんな格安な場所を見つけられましたね!?
団長>ふふ。まあな。
涼子>ホント、ホント!しかも丸一日借りて千円だなんて、マジ安すぎ!
誠>いつも借りてる場所より全然安いもんな!
涼子>そういえば何でいつもの場所借りられなかったの?
誠>ああ、何か今日は町営会の会議があるとかで借りられなかったみたいよ?昨日の今日だってのに本当に良くみつかったもんだよ
団長>俺だからこそ探せたんだ。他の奴らじゃ先ず無理だろうな
雄太>とか何とか言っちゃって本当は何か裏があるんじゃないんですか?
団長>バカヤロウ!俺が本気を出せばな、こんな場所の一件や二件探しだすのなんてワケないんだよ
誠>頼もしい〜
涼子>さすが団長!
団長>{とは言っても本当によく見つかったものだ。他はみんな埋まってて、たまたまココだけ空いてたんだ!なんて大見得きった分、今更恥ずかしくて言えんぞ
雄太>団長、何か言いました?
団長>い、いや何でもない。独り言だ。よし、じゃあみんな!荷物を部屋に置いて発声練習を終えたら稽古を始めるぞ
-通りすがりの男が現れる-
男>この建物には近づかない方が良いよ(薄気味笑)
-男は立ち去る-
涼子>何今の?
雄太>さあ?
団長>部屋は三階だからな
一同>はーい
【fear?に続く】