fear?

かおたか  2006-09-30投稿
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誠>涼子ちゃんどーしたの?らしくないよ?

-涼子、戸惑う-

涼子>え…??あ、すみません。もう一回お願いします!

団長>よし、じゃあ今のところもう一回。よぉーい…

‡階段‡

-シャガミ込んでいる涼子-

涼子>{見たのになぁ…白い服の女の子

-そこへ雄太が現れる-

雄太>なーに考え込んでるんだよ?ミスしたのそんなに気にしてるのか?

涼子>…うん。それもあるんだけど…

雄太>あるんだけど…何だよ?

涼子>白い服を着た女の子がね…

-稽古場から声が聞こえる-

団長>そろそろ始めるぞー!!

雄太>まーだそんなこと言ってるのか?俺達も確認したろ。そんな女の子は居なかった

涼子>…うん。じゃああたしの見間違いだったのかなぁ…

雄太>そうそう見間違いだよ。稽古が始まるから行くぞ

-雄太、階段を駆け上がり稽古場へ-

涼子>…

‡稽古場2‡

団長>次は裕二と崇のところだ。崇が裕二に相談を受けているシーンいくぞ

誠>はい

雄太>はい

-それぞれ配置につく-

団長>よぉーい…

-椅子に座っている二人-

崇(誠)>で、話ってなんだ?

裕二(雄太)>ああ。実は朋子のことでさ…

崇(誠)>朋子ちゃんのこと?

裕二(雄太)>最近恐いんだ…アイツのことが。一日何十回も電話してきたり何百件もメール送ってきたり…

崇(誠)>浮気を疑ってるだけじゃないのか?

裕二(雄太)>そんなレベルじゃないよ。異常としか思えない

崇(誠)>それだけお前のことが好きってことなんじゃないの…

-突然涼子が叫ぶ-

涼子>あぁあぁ!

-芝居が中断-

-雄太と誠は涼子の方を見る-

団長>どうしたんだ涼子!急に叫んだりして?!

-涼子、出口の方を指差す-

涼子>白い服の女の子

-一同、ドアの方を見る-

-しかし誰もいない-

雄太>またか…勘弁してくれよ

涼子>御免。でもそこに…

団長>ああ、もうわかったわかった。邪魔をするんだったら…

-涼子の頭に痛みが走る-

涼子>ぅう゛…

誠>涼子ちゃん?

雄太>涼子!?

涼子>ぅう゛う゛…

団長>涼子!おい涼子!

-涼子の頭の中でフラッシュバックが起こる-

-突然目を覚まし-

涼子>ハァハァハァ…今のは…何??

誠>涼子ちゃん…

雄太>どうしたんだ涼子?

涼子>……

団長>もう大丈夫なのか?

【fear?に続く】



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