涼子>あ、…はい。すみません
団長>そうか。じゃあもう一回今
のシーンいくぞ。よぉーい…
涼子>…
‡階段2‡
涼子>さっきのは何だったんだろう。あれは一体…
-目の前に白い服を着た女の子が現れる。何かから逃げているようだ-
涼子>…あの子だ。やっぱ見間違いじゃなかったんだ!ねえ待って…聞きたいことがあるの…
-涼子、その女の子を追い掛ける-
‡下の階(部屋の前)‡
-女の子は下の階の部屋へ入ってゆく-
-涼子、部屋の前で立ち止まる-
涼子>この部屋…
-涼子ドアを開けて入る-
-バタン!と急にドアが閉まる-
涼子>きゃあ!!
-部屋の中は薄暗い-
女の子>お願い…来ないで…
-女の子の声が聞こえる-
女の子>お願い助けて…
-女の子の助けを求める声-
-横から男が出てくる。薄暗くて顔はハッキリと見えない-
-右手にナイフらしき物を持っている
-女の子>ヤメて…お願い
-次の瞬間、女の子はナイフでメッタ刺しにされる-
女の子>ぁああああ…
-たまらず涼子も叫ぶ-
涼子>きゃぁあああ!!
-女の子の叫び声が部屋中に響きわたる-
-しかし男は刺す手を止めようとはしない-
-しばらくすると女の子の悲鳴は止み、躯の痙攣が始まる-
男>……
-涼子、慌てて部屋を出る-
-急いで皆のいる稽古部屋へ向かう-
涼子>み、みんなァ!!
団長>どうした涼子!?休憩はもうとっくに終わってるぞ!!
涼子>ぁ…あ…
雄太>ゆっくりと喋ってみろ!
涼子>し…下の階で…
誠>下の階で?
涼子>ひ…人殺しが…
誠>人殺しッ!?
涼子>そうなの!女の子が男の人にナイフで…刺されて…
団長>な…何だと!?
-皆で下の階の部屋へ向かう-
‡下の階(部屋の前2)‡
涼子>警察呼んだ方が良いよ
誠>そうっすよ!危険すぎますって!
-団長は構わずドアを開ける。三人は部屋の中へ。涼子は怖くて中へ入れない-
-部屋の中は薄暗い-
雄太>ん?
誠>へ?
団長>…。
【fear?に続く】