「はぁ....」思わずため息がでる。それもそうだ。事件がおきてもう一ヶ月経つが有力な情報が一つもない、いくらなんでもおかしいだろ、「はぁ....」また、ため息か...俺は公園のベンチに座りながら空を見上げていた。....俺なにやってんだろ、「そろそろ行くか、給料泥棒になっちまうからな」ベンチから立ち上がり公園を出ようとしたとき"ドカッ!"「痛っ」女の人の声がした。「あ、すいません!大丈夫ですか?」俺は肩にぶつかった女に手を差し出した。「ちゃんと前見ろよ!....!?」女は俺の顔を見てきょとんと目を丸くしていた。「あの..俺の顔に何かついてますか?」「いえ、あのお名前をお伺いしていいでしょうか?」少し戸惑ったが「いいですよ、俺は前橋 啓祐です」女は目を輝かせて「やっと会えた!若!!一緒に来てもらいますよ」「え、え、すいませんが貴方誰ですか?」「もう忘れちゃったんですか!愛里ですよ、愛里」いや、愛里なんて知り合いは少なくとも俺にはいないしなぁ、...しばらくして俺は「人違いじゃないんですか?」ときいた。すると「そんなはずないですよ、だってほらね」愛里が俺の目に手をかざすと急に俺の"紅い目"が熱くなってきた「ぐ、ぐわぁぁぁあ!!」目が熱くて痛いそして、俺の意識は薄れていった。気が付きと愛里がたっていた「ほ〜らね、やっぱり」といたずらな笑顔をしながら鏡渡してきた。顔を見ろってことか? 渡された鏡で自分の顔を見るとそこに写っていたのは俺の顔ではなく......鬼だったしかも赤い....どゆこと