Oracle:00:幕開けの剣戟

ガレック  2006-09-30投稿
閲覧数[305] 良い投票[0] 悪い投票[0]

この世界とは異なる世界

其は、ディメットと称す

其にはデクロス王国 ギューオレス帝国 エミュラック公国の三国が存在す

しかし、三国は軍を持たずして争いを行う

争いを行う兵は一つの協会より三国に派遣される

これはそのような世界ディメットのある剣士の物語である





第6ディメット暦187年 13月22日
〜剣士協会の町ベドロ〜
???「ふぅ、よかった〜剣士認定試験合格で。 ・・・ん〜?あっちでベタな言い争いしてるぞ〜?」

いかにも悪そうな男1「おい!もっと安くしやがれってんだ!」
商人風の男「無理です!この値段が剣士特例価格なんです!」
いかにも悪そうな男2「ふざけるな!この値段がそれだぁ〜?いいかげん言うんじゃ…」
???「そこのベタな言い争いしてる奴、こっち注も〜く。」いかにも悪そうな男2「あぁ〜?なん…ぶがっ!」
いかにも悪そうな男1「なっ、何してくれてんだガキ!」
???「ん〜?見て分かんない?ぶん殴ったのが」
いかにも悪そうな男1「んなもん見りゃ分かる!何でもおめぇみたいなガキが大人の話に横槍を名実ともに突っ込んだのか聞いてるんだ!ガキ!」
???「ガキガキガキガキうるせぇなぁ〜。脳みそ腐ったおっさん。あんたも剣士だろ、これでケリつけようや。」
ガキと呼ばれた男は自分の腰に挿した剣を指差した。
いかにも悪そうな男1「ほぅ。脳みそ腐ったのくだりは腹が立つがおもしれぇ。受けてやろうじゃねぇか。」
???「じゃぁ名を名乗りな。それが剣士のルールって奴だろぅ?」
いかにも悪そうな男1「ふん、カッコつけやがって、」
ゲール「俺の名はゲールだ。」
???「人生最後の名乗りをご苦労様」
リオン「俺の名はリオン、リオン・ライオットだ。」
ゲール「じゃぁ逝かせてやろうか!リオンとやらよぉ!」
『ジャキン!』
2つの抜刀音と同時に駆ける足の音、そして剣がぶつかり合う金属音、しかし、それも長くは続かなかった。
???「バカ……な………」
???「最後の最後までベタだな、おっさん。」
  死亡者ゲール
  生存者リオン・ライオット








第00話『幕開けの剣戟』終

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ガレック 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ