「それでは今日から訓練を始める」
8人は緊張した面持ちで真紅の前に並んだ。
あの日から8人は2日間眠り続けた。覚醒をした事によって、体に大きな負担がかかったのと、いきなりの事態で精神的に参っていたようだ。8人が目を覚ました次の日の朝、8人は真紅に連れられてライトヘッズの本部の近くにある広い荒れ地へとやって来た。荒れ地は草木は枯れていて、生き物1匹さえも見当たらず四方八方が見渡せる訓練には持ってこいの場所だった。
「せっかく覚醒したのだから体が鈍る前に覚醒に為れなければならない。まずお前達には武器と防具を与える。俺からの最初で最後のプレゼントだ」
真紅はそう言うと指をパチンと鳴らした。真紅が指を鳴らした途端上空からは沢山の武器と防具が降って来て、地面に散らばった。
「!!・・今の何だよ!!??」
8人は目を見開いたまま、どこからか現れた武器と防具を見た。
「これが俺のリークだ」
「リーク??」
「後で説明するから黙っていろ」
「・・分かったよ」
良はすねたように黙りこんだ。
「今から自分達の好きな武器と防具を1つづつ選び、選び終わったら元いた場所へと戻れ」
「これ貰えるのかよ!!??」
「ああ。そうだ」
「気に入らなかったら後々交換してやるから、今は直感で選べ」
8人は落ちている武器と防具を素早く選び、元いた場所へと並んだ。
「では今から1人づつの武器と防具の説明をする。まずは井上 太一」
真紅は太一の前に立ち太一が選んだ武器と防具を見た。
「銃か・・その銃はBattle Gun(バトル ガン)と言って、リークを使えばあらゆる弾を撃つことが出来る。防具の方はLight Shield(ライト シールド)名前のとうり光の盾だ。次は河島 未瑠來」未瑠來は手に持って見せた。
「お前は槍か。なぜ槍を選んだ??」
「単純に強そうだから♪」
「そうか。お前の槍はFire Envelop(ファイヤー エンベラップ)切った物を炎で包み焼き殺す武器だ。防具はFlower bloom(フラワー ブルーム)簡単に言えば大きな花の盾だ」