悪魔との取引?

ナツキ  2006-10-01投稿
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「お…お前は一体何だ?」
「私ですか?嫌だなぁ…忘れたんですか?今呼び出したばかりなのに…」
「ま…まさか…」
「フフフ…」

夜明け

「フ…ァァ。」
また一日が始まる
<那知へ
母さん仕事だから朝食一人で食べてね>
…もうこんなのには慣れっこだ
朝起きて一家揃ったためしがない。物心着いたときから朝は母さんが仕事に行き、俺が家を出たのを見計らったように父さんが起きてきて朝食を食べる。平日・休日関係なく…それが美園家の日課のようなものだ
「いってきます」
俺、美園那知〔みそのなち〕神丘高校に通う17歳
「オハヨー!今日の理科って、テストだよね〜。やだな〜。那知、勉強してるんでしょ。いいな、学年トップはさぁ…」
んで、これが隣に住んでる美園那知〔メイユェンなち〕中国とのハーフ
「ねえ、聞いてるの!?」
「ああ、聞いてるよ」
「どの辺がテストに出るかヤマ教えて!」
「はぁ?お前この間『今日で最後にするから教えて!』とか言ってなかったっけ?」



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