『もし、魔法使いや怪物が実在する世界があったら皆さんはどうしますか？私達が住むこのイギリスという国はファンタジーの宝庫です。常識では考えられない世界があったら私は行ってみたいわ！そこで、皆さんにはある課題を出します！自分自身の手で、オリジナルのファンタジー小説を書いてきて下さい！用紙は何枚になっても構いませんが、あんまり枚数が少ないと今学期の成績にも響いてきますから、最低でも１０枚は書いてきて下さいね！期限は３ヶ月とします！他の教科の宿題もあると思うので、なるべく早めに始めた方が良いですよ。それでは今日の授業を終わります！』 中学校の美術の時間で、いきなり出された課題・・・。これが僕達の冒険の始まりだった。課題を出したのは、今年うちの学校に来た新任のクリスティーナ先生だ。目はナポリの海のように青く、髪の毛は栗のように茶色かった。年齢も２２歳と若く、肌も白い。イギリス人というよりはロシア人ぽかった。
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