聞き覚えるのある声だ。声の主は同じクラスメートで僕の大親友のケインだった。自己紹介が遅れたが、僕の名前はニック・デイリー!年齢は15才。好きな事は絵を描くこと。中学校を卒業したら美術の専門学校に入りたいと思ってるんだ。小説やファンタジーに関しては全く興味は無い。ちなみに僕の大親友の名前はケイン・ディアス!年齢は僕と同じ15才で趣味はサッカーらしい。中学校の部活はもちろんサッカー部だ。体を動かすことは好きらしいが、勉強に関しては全く興味を示していない。正直、彼は体育以外の教科は単位が危うかった。でも、僕はそんな彼が好きだった。彼に声をかけられ僕は返事をした。 『おう、ケイン!今日もこれから家に帰ったらサッカーやるのか?』 すると、ケインがニコニコしながら答えた。『まぁな!今日は雨が降ってないし、試合も近いからな。今年でサッカー部も引退だし、今レギュラーから外されたらシャレにならないだろう?』