Oracle:01-2:後援者決定!?

ガレック  2006-10-01投稿
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第6ディメット暦13月22日
〜剣士協会の町ベドロ〜

リオン「な、なんだこりゃ………」
謎の露天商、クレスに誘導され、この世界では稀な5階建ての建物の前に立ったリオン。
クレス「こちらです。剣士様。」
リオン「あ、あぁ。」
言われるがままに建物に入るとそこにはありとあらゆる武具、防具、装飾品が並んでいた。
従業員「お帰りなさいませ、社長。」



流れる微妙な空白、リオン「しゃ、しゃちょ〜〜〜〜!?」
リオンはクレスを凝視して素っ頓狂な声をあげた。
クレス「どうです?これならば信頼できますでしょう?」
クレス、リオンに微笑む。
リオン「まっ待て待て、なんで社長が露天商なんかしてたんだよ!」
ありがちなサプライズにありがちなセリフ、そして、
クレス「いや〜たまには外の空気を吸わないと腐ってしまいますから。」
………ありがちかどうか甲乙つけがたいセリフ。
リオン「(こ、この事は追求しない方がよさそうだな。)理由はわかった。で、あんたが俺のパトロンになるんだな。」
クレス「具体的に説明が必要ならばお話致しますがいかがですか?」
リオン「お願いする。」
クレス「ではこちらにおかけください。」
そう言ってクレスはいかにも高級そうなソファーにリオンを誘導した。
クレス「パトロンは、剣士に金銭的、物的に支援させていただきます。その代わり、剣士協会はパトロンをスポンサーとして援助するのです。」
リオン「つまり、剣士自体は何もしなくていいんだな。」
クレス「そういう事です。ではスポンサー登録をするのであなた様の名前を伺いたいのですが。」
リオン「俺はリオン、リオン・ライオットだ。」
クレス「リオン・ライオット……もしやあなた様はライオット流剣術の家本では!?」
リオン「あぁ家本は俺の親父だ。」
クレス「なるほどわかりました。では本日はここにお泊まりください。」
リオン「ありがとう、そうさせてもらうよ。」



第01-2話『後援者決定!?』完


【人物図鑑】
【名前:クレス・パラライ】
【年齢:37歳】
【職業:商人】
【身長:159cm】
【体重:48kg】
【服装・頭髪:共にこれといった特徴無し】
【備考:ベドロで1と言って2と下らない豪商、リオンのパトロン。】



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