小さなお星さまに、王さまとおきさきさまがすんでいました。
それとけらいがなん人かいました。
王さまとおきさきさまはお星さまでできたお城をたて、そのになん人かのけらいといっしょに暮らしています。
あるとき、王さまとおきさきさまの間に、あかんぼうが産まれました。
お星さまのようにキラキラかがやいた、星のおうじさまです。
あまりのかわいさに、王さまとおきさきさまは大よろこびです。
王さまは、星のおうじさまのために、洋ふくを買いました。
金色の星のちりばめられた、きれいな洋ふくです。
星のおうじさまに着せると、洋ふくの星がキラキラとひかりだし、おうじさまにいいました。
「こんにちは。星のおうじさま。ぼくたちは、おうじさまの行きたいところへ、どこへでも連れて行ってあげますよ」