第6ﾃﾞｨﾒｯﾄ暦187年13月24日
〜ｷﾞｭｰｵﾚｽ帝国の玄関・ｻﾌﾆｽ〜
ﾘｵﾝ「あ〜、やっと取り調べが終わった〜。」
連絡船ｷｬﾄﾛｯﾂで死傷者6名と言う惨事の被疑者だったﾘｵﾝ。
剣士だと言う事と相手から攻め込んできたと言う事で無罪放免になりました。
ﾘｵﾝ「でも豚箱で夜を過ごすのはもうｺﾞﾒﾝだぜ〜、まったく……」
町人「おい、聞いたか、ﾌｪﾙﾆｽ橋が堕ちたらしいぜ。
何でもﾃﾞｸﾛｽ王国が夜の内に爆弾を仕掛けたらしい。」
ﾘｵﾝ「（はぁ〜?ふざけんな!
ﾌｪﾙﾆｽ橋が堕ちた?ﾃﾞｸﾛｽ王国が仕掛けた?）…おい、その話本当か？」
町人「あぁなんせｷﾞｭｰｵﾚｽ帝国とﾃﾞｸﾛｽ王国はずーっと対立しているからな。」
ﾘｵﾝ「そっちじゃねぇ！橋の方だ！」
町人「あぁそれは間違いない、もしﾌｪﾙﾍﾞﾙｸに行くんならその南にあるｻﾘｭﾄｽ橋を通るんだな。」
ﾘｵﾝ「分かった。」
ﾘｵﾝ(世界地図を開きながら)「え〜と、ｻﾘｭﾄｽに行くにはっと。
ん〜と、ｶﾚﾄﾙｽとｴﾙｹﾞｯｸを経由して行くんだな。」
第5話『帝国の玄関』終
【地理事典】
【ｷﾞｭｰｵﾚｽ帝国：ﾃﾞｨﾒｯﾄ最大の国、首都はﾍﾞｻﾞｵｰﾙ。ﾃﾞｸﾛｽ王国、ｴﾐｭﾗｯｸ公国と敵対している】
【ﾃﾞｸﾛｽ王国：ﾃﾞｨﾒｯﾄで2番目に大きい国、首都はﾆｭｰﾃﾞﾌｼｶ、ｴﾐｭﾗｯｸ公国と同盟を結んでｷﾞｭｰｵﾚｽ帝国と敵対している。】【ｴﾐｭﾗｯｸ公国：陸地面積が最も小さな国、だかその分領海が広い。首都はｸﾞﾗﾝ･ｸﾜﾄﾛｼﾃｨｰ。ﾃﾞｸﾛｽ王国と同盟を結んでｷﾞｭｰｵﾚｽ帝国と敵対している。】
【ｻﾌﾆｽ：ｷﾞｭｰｵﾚｽ帝国の港町、ﾍﾞﾄﾞﾛ港に近く、連絡船の運航が最も多い。】
【ﾌｪﾙﾆｽ橋：ｻﾌﾆｽとﾌｪﾙﾍﾞﾙｸを結ぶ橋、交易品の運搬に欠かせない要地。】
【ﾌｪﾙﾍﾞﾙｸ：剣士協会の管轄下の町、世界に二つしかない国境線上の町でもある。ﾃﾞｸﾛｽ王国･ｷﾞｭｰｵﾚｽ帝国の交易品は一同にここに集まる。戦争中でも国境は開いている。】
【剣士団ﾌｧｲﾙ】
【Xerox剣士団(ぜろっくすけんしだん)：世界五大剣士団の一つ。ｷﾞｭｰｵﾚｽ帝国の庇護下にある。最近団内部の風紀が乱れ、恐喝等の犯罪が横行し、世界五大剣士団から外そうと言う運動が起こる程である。】
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