彼の背中 ?

真希  2006-10-04投稿
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それからというもの
先輩はあたしにつっかかってきた
その度にあたしは
素直になれなくて、突き放していた。

先輩のことが好きと気付いたのは
冬でした。

いつの間にかあたしは
図書室に理由を付けて
友達といくようになった。

すると、友達の1人が言ってきた。

「真希って、鳥越先輩すきでしょ!?」
『は?!ありえんしw』
「だって、真希の視線、ずっと鳥越先輩だもん」
『・・・・・そう・・・なのかな?』
「何であたしに聞くのさWW」
『あはは』
「でも、あの先輩はやめたほうがいい」
『へ?』
「山崎先輩と、付き合ってるから。
傷つくのは、真希になっちゃうよ」

言い返す言葉がなかった。
山崎先輩は、美人だったからだ。

あたしは必死に先輩のことを
忘れようと努力していた。
毎日行ってた図書館にも行かないようになって
毎日先輩と話していたことさえも
忘れようとした。

いつのまにか季節は冬にかわっていて
北海道に、厳しい冬がきた。

そんな季節の時、
あたしは下駄箱で友達と鬼ごっこをしていた

ヒマだったので、3年の靴箱を覗いてみた

気付くと、先輩の名前を探していた。
先輩の靴がある。
別に先輩の靴というだけなのに
どきどきしてしまう。
それと一緒に
胸が痛む。


すると、誰かが下駄箱にやってくる足音が聞こえた。
急いで、下駄箱から離れようとした。
少し、やってくる足音の持ち主の声が聞こえた。

鳥越先輩と

・・・・・・・・・山崎先輩。



あたしは走った。
校舎のなかを。
どこに行こうとしたのかは自分でも分からない
だけど走った。

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