2001年1月13日私は「遇犯」というはっきりしない犯名で初等少年院送致となった。
1999年7月中学三年生だった私は学校が終わると家に帰りテレビを見ていた。ちょうどその時流れていた番組が援助交際を取り締まる番組だった。私はそれを見てほんの軽い気持ちで「夏休みに友達と遊びに行くのに一回だけ援交してお小遣い稼ごう」と思いました。そして次の日、一人で行くのが少し不安だった私は一番仲のいい友達にその話をもちかけ夏休みになったら二人でやってみようといいました。友達も自分と同じように軽い気持ちで「やってみようや」という返事がかえってきて私は夏休みになるのがものすごく楽しみでたまらなくなった。
それから3日後夏休みがきた。まず学校の先輩にテレクラの番号をきき、携帯をもっていなかった私達は近くの公衆電話からその番号に電話した。2、3回「トゥルルル」と鳴るといきなり音声ガイダンスが流れそれに従ってボタンをプッシュしていくと、男性に繋がった。
私は少し恐くなったけど「援交の相手探してます」と相手に伝えた。 すると相手は「何歳?いくらぐらいでしてくれる?」と聞いてきた。私はどうしていいかわからず「二万ぐらい」と一言いうと相手に待ち合わせ場所を告げた。 それから30分後いきなり私と友達に30歳後半ぐらいの人が声をかけてきた「電話の子だよね?」といい、私がうなずくと「後ろに乗って」と自分の車を指差した。正直恐かったけどもう後戻りできないと思い私と友達は車に乗った。それから20分ぐらい走った所のカーホテルで車は停車し男が「ここでいいかな」と一人でつぶやくと「じゃあ降りようか」と私達にいってきた。その後私と友達は男に服を脱がされセックスをした。セックスが終わると男は私と友達に一万ずつ渡し「また電話して」といって携帯番号を書いた紙をくれた。私はその時心の中で思った「ただやるだけでこんなにもらえるんやん」たぶん友達もそう思ったと思う。その日から私は毎日の様に友達とテレクラに電話をかけ援交をするようになった。毎日自分よりも20ぐらい上の男とセックスしてお金をもらい使いもしない小物やアクセサリーや洋服を大量に買いそれでもお金が余ったら友達にお小遣いといって配ったりしていた。今考えると自分のしていたことが情けなくなる…。本当に惨めになる時もある。
つづく