ラッドの体は震えていたがやがて動かなくなった。 「…す…すげぇ…一発で倒しちゃったよ…」 ハウィーは目を丸くしてポカンとしている。 ラキは大剣を背中に担ぐと初めて会ったときのように何も言わずに立ち去ろうとしていた。 「ちょっと待てよ!」 ハウィーはラキを呼び止めた。 「頼みがある…俺達といっしょに来てくれないか!?まだあいつの仲間がウロウロしてる…仲間を助けたい…」 ハウィーはラキに頼み込むとラキは無言でうなづいた。 「本当か…!?ありがとな!」 ハウィーは剣をおさめて立ち上がった。 ハウィーとレイとラキは急いでレックス達のもとへと走った。