大切な想い

カズ  2006-10-06投稿
閲覧数[327] 良い投票[0] 悪い投票[0]

私立雅学園高等部一年E組 泉智明 は大粒の雨が降る中一人帰宅途中だった。 そしてあの時の事をふと思い出した。あの時も今日みたいな天気だったな。 なんて思いながら足を自宅に向けて進めていた。 そんな時一人の女性とすれ違った。女性といってもまだ幼い。智明と同じくらいだろう。 ポニーテールの似合うとても可愛い女の子。 すれ違ったのは一瞬だが智明はそれぐらい確認することはできた。 「今の子、何処かで・・・・」 あれほど可愛らしい。普通の男なら見とれていただろう。 しかし智明にどこか懐かしい感じがした。 初めて見る女の子なのに。 智明は自宅に着いた。 適当に靴を脱ぎ捨てて自室へ上がっていった。 智明はどこかすっきりしなかった。 帰宅途中に見たあの女の子が気になっていた。 そう。あの子があの時の少女と何となく雰囲気が似ていたからだ。 (あの子は、もしかしたらあの時の・・・・・) 智明は思った。が、そんな偶然あるわけがない。 と、智明は自分に言い聞かせて寝ることにした。 智明は寝不足だった。 結局あの子の事が頭から離れず一睡も出来なかったからだ。 こんな時身体は嘘をつかない。智明の足取りはとても重かった。 そのままリビングへ向かい、何とか朝食をとることは出来た。 しかし身体はだるかった。 智明は渋々ながら学校へ向かった。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 カズ 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ