昂耶が口を開いて言った。昂「俺が芙結に出会ったのは病院で…あの時は俺も少しだけの間入院してたんだ。病院の中を歩いていたら少しだけ開いたドアをみつけた。…そしたら一人の女の子が眠っていたんだ。それが芙結だ」 魅「私、病室にもどったら昂耶君がいてね、最初は誰が呼ぼうとしたの。でも…よくみたら芙結…昂耶君の手を握っていたの…私うれしかった。いろいろしても、反応しなかった芙結が手をしっかり握ってて」 それから昂耶は自分が退院しても私のお見舞いにきては手を握ってくれてたんだって。昂耶がくるにつれて私は手がよく動くようになって、先生が目をさますかもていわれたんだって。そして、昂耶が手を握ってくれて半年がたって私は目が覚めた。 芙「私…目が覚めたとき、手…握ってて、誰っておもったの。でも、毎日お見舞いにきてくれて私…昂耶のこと好きになってたの」 私にとって昂耶はかげないのない存在になっていたの。それを昂耶と魅唖な話すと魅唖は泣きだしてしまった…伸哉くんのことを聞いたら伸哉くんはまだ私のことが好きなんだそうだ。でも、私にはもうわからない人だった。いつか思い出すかもしれないけど、私はずっと昂耶だけを愛していくから…なにがあっても… 魅唖に伸哉くんを呼び出してもらった。今の思いを言うために。