あの日…私は君に会ってからずっと君だけを見てきた。君は気づいていたかな?私の初恋の人は君だって。気づく訳ないと思うけど…私はずっと君が好きで,この初恋はまだ終わってない。
私の名前は遥。今年で中1になる。私の初恋は小学4年生の頃。相手の名前は,友哉。野球が凄く上手くて…そんな野球を熱心にする友哉に私は恋をした。
告白…そんな事が出来るほど私には勇気がなかった。フラれるのが怖くて…。
小5の時にある噂を聞いた。でもその噂は本当の事だったらしい。「友哉と美香が付き合っている。』そんな話を耳にしてから,私は恋なんてつまらないと思った。先に告白してれば,こんなに辛い気持ちにはならなかったかかもしれない。そんな事を思いながら私達は小学6年。
委員会を決めた。友哉と同じ委員会になった。その時はもう友哉も美香も別れていた。だけど私にはまだ辛さがあった。本当に好きだったら何で別れるの?愛し合っていたのなら別れる必要なんて無いじゃない。そんな事を思っていた。当番活動も同じで…いつのまにか辛さは消え…私はまた
…友哉に恋をしていた。一緒に話して…一緒に笑って…,それだけで幸せだった。私はこの時,勇気を出して告白しなければ…また後悔するって思ってた。だから勇気を出してみようと思った。
だけど,そう思って一週間…友哉は引っ越す事になった…。
何で突然!?そんな事ばかり思っているうちに…友哉は去っていった。次の日…友哉と仲の良かった彰からある手紙を貰った。中から紙を取り出してみた。…友哉からだった。その手紙を見て私は泣いた…
内容は…
『ずっと好きだった。』何コレ。好きだったって…
私はその日ズット泣いた。後悔した。何で…友哉はもっと早く言ってくれなかったの?そんな事を思った。私も勇気を出さなかったから…
友哉…行かないで…帰って来てよ。…無理だよね。帰って来て何て言って帰ってこれる訳ないよ。友哉…次会う時は…私の言葉聞いて…??
『好き。』って伝えるから…
ちゃんと伝えるから…
だから…また会おうね。絶対に会えるよね。だって…2人は両思いだったんだから…。違う『だった』じゃないよね。
『両想い』だもんね。