第6ディメット暦187年13月25日
〜魔術の町・サフニス・宿屋〜
強制的に仲間入りしたレイラ。本人曰わく魔術師らしく(サフニス出身では無いが)治癒系の魔法も使えるらしい。
その後宿に泊まって13月最後の日。
リオン「なんか外が騒がしいぞ、あ〜あ、もう少し寝てーのに〜。」
レイラ「なんだかお祭りみたいよ。」
エルク「あぁそうか、晦日祭です。」
リオン「なんじゃそりゃ?」
エルク「サフニスで毎月25日に開かれるお祭りです。普段は余所者嫌いのサフニスの住民も今日は特別なんだとか。」
レイラ「じゃぁ昨日買えなかった魔道書も……」
エルク「流石にそれは無理だと思います。」
リオン「と、とにかく町を見て回ろうぜ。」
エルク「そうですね。」
〜魔術の町・サフニス〜
リオン「昨日とは感じが全然違うな。」
客寄せ「さぁさぁ、晦日祭のメインイベント、闘技大会のエントリーを受け付け中だよー!」
リオン「……どうする?」
エルク「……どうしましょう?」
レイラ「参加するべきです!」
〜15分後〜
受付「はいよ、エントリー完了だよ。それから、武器はこれを使ってくれよ。人殺しがあっちゃぁダメだからね。」
そういってリオン・エルクには木刀、レイラには木の杖が。
受付「じゃぁ会場はこっちだよぅ。」
〜魔術の町・サフニス 闘技大会会場〜
リオン「いよいよだな。」
エルク「斬れない分思いっきりぶつかって行けますね。」
レイラ「さて、行きましょう!!」
闘技大会第1回戦
ウィザード
ウィザード
剣士
VS
リオン・ライオット
エルク・アインハルト
レイラ・リルケ・クワトロ
Battle Start
実況「さぁ熱戦の火蓋が切って落とされた!果たしてどちらか勝つのか一瞬も目が離せない!」
リオン「てめーらに負ける筋合いはねぇ!雑魚共!」
リオンの木刀が唸り、
レイラ「火炎よ、我が僕となりてかの者を焦がせ!
ファイア!」
炎撃が轟く。そして、
エルク「道を開けてください。退かないのならば斬るまでです。」
エルクの斬撃が乱れ飛ぶ。
かくして、リオン達は決勝まで駒を進めた。
第8話『闘技』続
【アイテム図鑑】
【名:木刀】
【種類:武器・剣】
【備考:修練用の剣、殺傷は不可能。】
【名:木の杖】
【種類:武器・杖】
【備考:無し。】