私は…小さき頃から刀を握り、血風を浴び、人を斬って来た。それに何の感情も抱かぬ。私は侍なのだ。常に鉄刃を撫でなければならない。 そんな私を変えるモノ…あるわけが無い。 心など知らぬ。己に感情があるのかさえ怪しい。 私は…ずっと、独りだ。そう思っていた。だがある日、私を変える、君がいた。 「私は…愛する人を追って来た。」 止めるでない。斬り捨てられたいのか? 「奴は、人を斬る使命でしか存在してはならなかった私を…変えてくれた!」 そう、君がいたから、私は小さな幸せを見つける事ができたのだ。
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