ルキはあれから数時間ソファーに座ったまま考えていた。
「マリア内にいる全隊員につぐ。今すぐ1階会議室へと集まれ」
「!!」
ルキはアナウンスを聞くと立ち上がりソファーにかけていたコートを着て剣を腰にさし射撃場から出て行った。
「ルキ早く!!始まるわよ」
会議室の前ではミズキが手招きしていた。ルキは少し急ぎ足で会議室内へと入った。
第02話「会議」
「たった今報告が入った。父さ・・ゲイン隊長がいきなりマリアを下りて今どこにいるかが分かったかも知れない」
椅子に座っていたルキはいきなり立ち上がった。
「・・ルキはここに来い」
シュウは自分の隣を指差すとルキは隣に座り資料を手に取った。
「確かな情報では無いが、ゲイン隊長がマリアを下りて半年間何の手掛かりも無かったんだ。試してみる価値は充分にある」
「それで隊長は!??」
「落ち着けルキ。隊長はハイデンの首都、セレスにある城にいる可能性がある」
「城にっ!!??・・どうゆうことだ??」
「俺達が各地にばらまいた仲間の1人がゲイン隊長らしき者を見たと報告して来た。しかし、まだ理由がハッキリとしない。なぜ隊長は城にいるのか・・もしも隊長が捕われているならその理由が分からない」
「それを調べるんだな??」
「ああ」
シュウはゆっくりと頷いた。
「よし・・俺達空賊の仕事からはかけ離れているが仕方がない。何かいい案は??」
「1人使えそうな人材がいる。城にいる姫を拐うんだ」
「姫??」
「ああ。簡単に言えば向こうの人質はゲイン隊長。こっちには御姫様って事だよ」
:キャラ説明:
[名前:シュウ][年齢:20][身長:185][髪型:赤い短髪][服装:上下は黒に近い紺色の服で、手には薄い手袋のような物をつけている][詳細:ゲイン隊長の1人息子でルキとはいいライバル。ゲイン隊長が姿をくらましてから約半年間、ゲイン隊長に変わってマリアを守って来た]