中古ソファー

NI−Y  2006-10-10投稿
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これは俺が中学の時の話。

家のリビングには親父がリサイクルSHOPで買ってきたソファーがある。
茶色でフワフワしたソファー。

いつも通り部活を終え家に帰り晩飯を食べてTVを見ていた。
すると姉がそういえば
『このソファーで寝た時三回ぐらい金縛りにあった。もう全く体が動かなくてめっちゃ怖かった!』
といきなり話始めた。姉も俺も部活をしてたのでソファーでゴロゴロしながら寝てしまう時がある。
そういう現象は自分自身体験した事がなかったので
『絶対疲れてるからだって!夢じゃねーの?』
なんて馬鹿にしながら話をしてると
『じゃあんたも寝ててみ!絶対なるから!』
まぁ少し怖いって気持ちもあったから
『やだよ!こえぇ。』
なんて会話をしながら晩飯も食べ終わり風呂に入ってリビングでソファーに横になりTVを見ていた。
家族達はそれぞれ自分の部屋に行き俺は一人リビングでボッーっとしていた。
ちょっと経ってウトウトしてしまい寝てしまった。


パッと目を覚ましてジュースでも飲んで自分の部屋に戻ろうとした時

体が全く動かない。声もでない。目だけは動く。でも首は動かないから視界は限られている。
『やべぇ。めっちゃ怖い。』
リビングの隣の居間では母親が寝てるので声を出せばいいのだが全く声がでない。
パッと目を時計の方向に向けたら2時12分。
なんか嫌な時間だ。
もう目も開いてるのも嫌で、なんか見えたりしたら怖いって意味で、目を閉じていたらそのまま意識がなくなった。

ふと目が覚めて体を動かすと普通に起きれてめっちゃ喉が渇いてたから台所に行き牛乳をイッキ飲みして一息ついた。
『めっちゃ怖かったぁぁぁ。絶対ソファーで寝ないしよ』
そう決めてリビングを通り部屋に戻ろうとした時に、ふと何時か気になり時計を見た。

2時12分。



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