扉のむこう 〜本の破れた所〜

奈海  2006-10-11投稿
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「扉は5階の音楽室にあり、それはかなり不思議である。その扉を開けて中をのぞくと妖怪があらわれ、見た者を地獄に連れて行くだろう。」


美樹は扉の部分を読んだ。


「怖いよぅ・・・」


和成はもう怖がっていた。


「その続きはないのか?」


「えっと・・・。あれ」


「古水さんどうした?」


「続きがないの」


「は???」


意味がわからなかった千夏は本を見てみた。すると・・・


「なんだこれ?切れてるぞ」


「あ。本当だ」


なんと本にかいてあった『扉』の続きの部分が切れていたのだ

「なんで?あ・・・・」


「ん?」


「これやったの・・・崎野さんかも」


美樹はなんとなく感じた。もしかしたら崎野はこれでおびえていたのだと。


「なんで久美がやったってわかるの???」


「なんとなく・・・だよ」


「古水、なんか隠してないか?」


「僕も思った。どうなの?古水さん」


「え?なにも隠してないよ?」


美樹は必死になって隠した。


「そうか・・・。あ、それより授業はじまるぜ?いこうぜ!」


「あ!やばいよ!!鬼越だよ!はやくいかないとぉ!」


「急げ〜!!!」


四人は急いで教室にむかった。



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