ジャスティスフール1-3

奇空の朱  2006-10-11投稿
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「つ!」
男が掴んでいる青年の肩に、静電気見たいなものが走り、痺れるような痛みを与える。咄嗟に男の手を払いのけ距離をとる。
「手に何を隠してるか知らないけど、大人が子供相手に武器を使うなんて情けないな。」
 左肩をさすりながら男を睨みつける。
「ふん。俺は武器なんか使ってないぜ。」
余裕があるのか男はズボンのポッケに手をいれて悠々と近付いてくる。それに対して青年は一定の距離を保ちつつ後退りする。
「嘘言うなよ、今あんたが俺の肩にスタンガンか何かで電気を流したのが解らないわけないだろ。」
「ふん。だから俺はスタンガンなんて使ってねぇよ。まあ、電気は使ったがな。」
わけのわからない事を言う男は、左手を前に出し、人差し指と中指を同時に振る。
「な!」
甲高い音と共に雲一つない空から、いや青年の頭の高さぐらいのところから、雷が落ち青年の足下の地面を削る。
「ふん。これが俺の力だ。理解したか?俺は道具何か使わなくても好きなところに電気を発生させる事が出来る。その気になればお前の頭に直撃させる事も出来る。」
青年は男の行った事は何となく解ったが、男の言っている事は理解できなかった。
それより、異常な出来事に言い様のない恐怖を感じていた。左肩をさする手が初めての出来事に震えている。
「嘘はダメよ、矢沖。」
「!」
追い討ちをかけるかのように、黒いドレスを来た赤いロングヘアの女が青年の後方から現れる。
「ふん。俺がいつ嘘なんか言った?」
「好きな所に、電気を発生出来るって。」
青年を挟み会話する二人は徐々に距離を縮める。
「ふん。それのどこが嘘なんだ?小百合さんよぉ。」
「貴方が発生出来るのは、半径百メートル程度でしょ。」
小さく笑う小百合と呼ばれた女は右手を前に出し青年に向ける。それに合わせるように矢沖も左手を前に出す。
「ふん。百三メートルだ。」

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