「扉は5階の音楽室にある。その扉を開けて中を覗くと扉の妖怪が現れ、中を見た者を地獄に連れて行くだろう。」
「まじなの?それぇ〜。怖いよぅ」
和成はあいかわらず怖がっている。
「妖怪にばれずに中を見る方法はないのか?」
「えっと…。あれ、ないよ?」
「は?ちょっと古水貸してみろよ」
千夏は探してみたがそれらしきものはなかった。
「あ!!!!!」
「うおっ!古水さんどうした??」
「これ・・・破かれてる」
美樹はその本を皆にみせながらいった。
「「「本当だ!!!!」」」
まさか破かれているとは思っていなかったので皆はかなり驚いていた。
「それより、どうするよ・・・これ」
散々探しまくった後(本の山)を指さして相田がいった。
「ばっくれようぜ!!!」
「ちょっと、なっち!それは駄目だってば」
真面目な美樹は注意した。
「片付けている暇はないっぽいよ??」
和成がいった瞬間、チャイムが鳴る。
「くそ!やべえぞ!!」
「本当にやばいよ!!次国語だよ!」
「げ。鬼越だ」
「さっさといくぞ!!!遅れんなよぉ!!!」
千夏達は授業があるため、図書室を後にした。
崎野が本を隠しているのを気付かずに・・・
続