「パーン!!」
廊下に銃声が響き渡った。弾は男の体を貫通していたが倒れる気配はない。
「グサッ!」
銃を撃っていた兵士がナイフで刺されて倒れた。そしてまた一人、また一人と男によりその命を消されていく。しかし、「バーン!!」男の眉間に弾が当たった。 そしてさらに、「スパーン!!」
日本刀により首をとばされた。さすがにもう生きられまい。
―GAME OVER―\r
「畜生!またかよ。なんなんだよこの糞ゲーは!」
どこにでもいる高校2年生の崎村竜也はインターネットのゲームをしていた。今日は2006年。7月24日。学校も昨日から夏休みに入った。竜也は部活には入っていなかったため暇だった。しかも外は38度の猛暑。こんな日はクーラーのきいた家の中にいるのが一番である。しばらくすると竜也はゲームをやめた。
竜也『あんな糞ゲーやってられるか!主人公がゾンビて時点で糞だ!普通逆だろ。』
アメリカ国防総省のレイス長官は電話で日本の神奈川県の横須賀基地のある人物と連絡を取っていた。
レイス「例の実験は?」
?「もちろん成功しましたよ。私を誰だと思っているんですか?まぁ今回の完成品が犬というところが残念ですけど。」
レイス「人間でやるのは危険すぎるわ。また20年前の失敗を繰り返すつもり?」
?「わかってますよ。残念ですけど…あぁ、それと肝心の戦闘能力の件ですがこれなら十分ありますが…凶暴すぎて手に負えないんですが…」
レイス「知能ということ?」
「そうです。まぁ今しつけてる最中ですからね。それと失敗作の奴等を命令どうり開放しましたが?なぜですか。こんなことをするのは?」
レイス「データを取るためよ。民間人が死んでも私達には何の損害はないし。」
?「そうですね。黄色猿狩てことで丁度良いじゃあないですか。」
レイス「〇〇〇〇!口を慎みなさい!私の前でこんなこと言うものではないわよ。」
?「おやおや失礼。」
午後6時竜也はテレビを見ていた。ニュースは横須賀市で起きた連続猟奇殺人事件について報じていた。発見された死体は全てバラバラになっており肉をえぐられていたりしているらしい。