クリスマスイブに、鐘の音が響き渡る丘に行こう… そう言って、私の彼は姿を消した。 今日、私は謎の言葉を残して去っていった彼の唯一の手がかりを追い、ついにここまで来た。今日の日付は、十二月二十四日。そう、クリスマスイブだ。 ここまで来るのに、二年掛かった。立ち直るのに半年、探索に一年半。長いようで、短い日を経て、やっと辿り着いた。 そして、その丘に彼は、居た。 「やあ、美咲。以外と遅かったね〜。僕のこと、怒ってる?」 「当たり前じゃない!!なんで、急にいなくなるのよ。」つづく
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