ワードレ警部は証拠として集められた物品を見ていた。
しかし小さなそれはなかなかみつからなかった。
探し初めて1時間ほどしたときに目当ての物を見つけた。1cmほどのちいさな白い小石のようなものだ。発見現場はスピニードの自宅の浴室に落ちていたようだ。
次にワードレ警部は被害者ヘンリーの近辺を調査した。するとヘンリーの評判はとても悪く誰に殺されてもおかしくないほどであった。スピニードもその一人に入っていた。
そして、最後にスピニードの過去を調査をした。これはワードレ警部がスピニードに対する疑問を解決させるとても重要なことで、最も簡単な調査だった。
スピニードの大学の学部を調べればいいだけだからだ。学部はワードレ警部の予想通り法学部であった。
これらのことからワードレ警部はわかった。スピニードの動機、裁判で見せた曖昧な答えの企みが。
ワードレ警部はスピニードを取り調べ室に連れて来た。
「さぁ、スピニード。推理ショーの幕開けだ」