扉のむこう 〜鬼越〜

奈海  2006-10-14投稿
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みんな全力で教室に向かって走っていた。


「はぁ、はぁ・・・。やっと教室についた!」


四人が教室を覗いたとき、鬼越の姿はなかった。


「よっしゃ-!!!鬼越いねぇぜw」

「な、なっち・・・後ろ」


「ざまぁみろ!!くそ教師鬼越!はははは!!!」


みんな静かにしていたとき、千夏だけ騒いでいた。


「なっち・・・」


「てめっ!草野!!なになっちっていってんだよ!!!」


「それより・・後ろ」


「ん?」


千夏が振り返ると鬼越が睨んでいた。


「くそ教師・・・?授業に遅れているのになんですかその態度は。あなた静かにしたらどうです?」


「ぎゃぁぁ!!!でたぁぁ!」


「うるさいです。さっさと教室に入りなさい」


鬼越は千夏達を睨みながら教室にはいっていった。
鬼越は国語の先生で、かなり厳しくて嫌われている。名前は鬼越恐子という。


「こえ〜。流石鬼を越える恐さの子、だな」


一人ぶつぶついいながら相田は教室にはいっていった。


─50分後─


「さて授業は終わりですね。それでは小野さん、古水さん、草野くん、相田くんの四人はあとで職員室に来てください」


「「「「わかりました」」」」


四人はとりあえず職員室にむかった。


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