「ごめんごめん」 反省してなさそうに、言う彼を見て、美咲の怒りは頂点に達した。 「何が、ごめんごめん、よ!ちゃんと、理由を話してよ」 そうまくしたてると、すらすらと語りだした。 「二年間、日本を回ってたんだよ。理由は、二つある。この場所を探すためと、君の愛が萎えないかを確かめたかったんだ。僕が旅に出る前、君は僕のことを、あまり見ようとしなかっただろ?それが気になって、君の愛を試したかったんだよ。心配かけてごめん」 「もう、いいわよ。私も悪かったは。仕事で悩んでたのよ。さっ、帰りましょ」終
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