カフカ―4(約束の日後編1)

人狼  2006-10-15投稿
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あれから随分時間がたち―\r
太陽の光が雲からでて―町を今まで見た事なんてないくらい 綺麗に照らしつづけていた―\r
俺はこんな薄汚れた世界に生まれ― 毎日―毎日同じことの延長戦で―\r

だけど きょうほど美しいと思ったことがない―\r

英志は立ち上がり大きく深呼吸し― 背伸びをした後にふと思った―\r

今日が最後 分かっていた― でも何かあんまり信用できないし―\r
オレ自身これが人生最後の日かと
思った―\r
英志「くそ―なんかもっと―しとけばよかった―!!」
大空広がる河原に 叫んだ とてつもなくデカい声を張上げて―\r
バックを片手に河原から出ようとしたとき 向こうから叫びながら走って来る学生がいた―
一平「おーい!!英志―――ま―てぇ―」
英志は自分がここだというふうに手を挙げて 示した―\r
かなりつかれた 表情で英志に少し目力強くして―\r
言った――
一平「はぁ...はぁ...おい.英志―俺の話聞いただろ―\r
俺は嘘はつかねぇから―心配しなくて良いから―」

一平は胸を張上げ堂々と 言った―\r

一平「英志びびることじゃねえし友達が困っているのを見過ごすことはできないから―\r
そう!!それが俺のポリシーだ!!」

英志が笑い―\r
英志「ななにが!ポリシーだよ―一平君!!はっはは!!」
一平が赤面し―\r
一平「そっそうだよそして奴(カフカ)とか言う奴の刷毛の皮はいでやる!!」
英志が少し呆れたように一平を見上げ―\r
英志「無理だよ...」一平「無理かどうかなんてやってみなきゃわかんね―だろ!!」
英志「さっき話した会話はもう忘れてくれ―自分勝手で悪ぃ―」

一平「なんだよそれでいいのかよ!!」
英志「....」
一平「何か言えよ英志!」
その頃丁度太陽が町に隠れる高さに達した時だった― 英志「お前の気持ちはマジ嬉しいが― でも...化けの皮をはぐことも―大体無理だ..!!!」
後ろからあの時感じた―あの感覚を思い出した―\r
一平「何黙ってんだよ!?」

英志は流れる汗を拭き取り落ち着いて―ゆっくり後ろを向いた―\r

カフカ「約束の時間です―さぁ参りましょう大空英志くん!!」
一平「何なんだよテメ―何友達脅迫してんだおい!!」
英志「おいなにかんがえてんだよ―\r
あいつはやばいって言ったろ―」
続く―

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