恋ごころ 第二抄 第六話

浅川悠  2006-10-16投稿
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私は病室のベッドの上で考え事をしていた。

(やっと名前で呼んでって言えた…)

そう。私は名字で呼ばれるのが嫌いな訳ではない。

ただ京介君にそう呼んで欲しかっただけ。

今はその気持ちで十分。

いつかはきっと…



そんな事を考えていた私は、明後日から登校する学校の事を思い出した。

(そう言えば御崎先生…)

御崎先生は退院したらまず自分の所に来なさいと言っていた。

(何なんだろう…)

一抹の不安を抱えながら、私は眠りについた。



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