貴女との再会?

秋桜  2005-12-26投稿
閲覧数[554] 良い投票[0] 悪い投票[0]

from oo.oooo-oooo.oo.oo-o@ooooo.ne.jp
件名 初めまして(^O^)
━━━━━━━━━━━━
ぃきなりでごめんね(>_<)私、同じバスケ部の?年の中林薫ってぃぃます☆
麻美ちゃんから聞ぃてると思ぅけど、ょろしくね☆

(あ、もう教えたんだ)

?年の、中林薫先輩。
何となく知ってた。
おとなしそうで、真面目そうで、背が低い、あんまり目立たない人だった。
顔は普通だけど、笑顔が幼い印象がある。

最初のメールは、こんな風にめちゃくちゃ普通のメールだった。

中島とは違って女の子らしくて、どっちかというと麻美に近かった。


それから、中島への気持ちを捨て切れないまま、薫先輩から来るメールを返していた。
嫌味がない、普通に楽しいメールだったから、不思議と毎日していても苦痛じゃなかった。

むしろ気が紛れて心地よかった。

2週間が経ち、とうとう新人戦の日がやって来た。
メンバーに入ることが決まっていた俺は、とても張り切っていた。
「なんかめっちゃお前楽しそうだなぁ」
会場まで移動するマイクロバスの中で、豪が俺の表情を見て言った。
「えっ、俺顔に出てた!!??」
「あぁ、めちゃくちゃな。
まぁ入ってから初めてのメンバー入りだし、嬉しいのも当然か」
「そうそう。今日活躍するから見とけよ」
「うわ、すげぇ自信!!」
そう言いながら、豪は笑った。

こんなさっぱりした明るい性格が、豪のいいところだと俺は思う(エロいけど)。

俺たちは試合を一回戦・二回戦と順調に勝ち進み、あっと言う間に昼飯の時間になった。
俺は思ったようにプレイ出来なくて、少し落ち込んでた。

ヴヴヴ……ヴヴヴ……

「健太、携帯鳴ってる」
「えっ??あっ本当だ」

豪に言われてようやく気付いた。

(薫先輩かな)

携帯を開いてメールを見る。
from 薫先輩
件名 頑張ってる〜??
━━━━━━━━━━━━
女子ゎ負けちゃったょ(>_<)男子勝ってるらしぃねV(^-^)V
なんか今から女子みんなで男子の応援行くみたぃ♪♪
頑張ったらジュースおごったげるから、頑張ってp(・∩・)q☆笑

(マジで〜見にくんのかよ)

そう思いながらなぜか嬉しい俺もいた。

なんでかは、まだはっきりわからないけど。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 秋桜 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ