絶対運の男

クリスタルパロディン  2006-10-16投稿
閲覧数[466] 良い投票[0] 悪い投票[0]

俺は今・・かび臭い部屋の一室・・ここがどこだとか・・何をしてるのだとか・・・
俺には・・どうでもいい・・
「では・・田村牧斗さん・・自分を証明する必要書類はこれで全部ですか?」
上にあるスピーカーからボイスチェンジャーを使った変に高い声が聞こえる
「ああ・・」
「では最後に確認します・・この質問にYESと答えるとアナタは田村牧斗ではない、
誰かになります・・国はどこか・・誰になるのかは目覚めてからのお楽しみです、
その際・・昔の記憶は一切無くなることをご了承ください。」
「消えて惜しい過去じゃない・・」
それだけは・・わかる・・
「わかりました、では一応・・通過儀礼なので質問をさせていただきます。
(あなたは田村牧斗と言う人間を抹消しますか?)」
静かな・・質問・・俺の答は・・決まってる・・
「YES・・」
「了解・・田村牧斗に関する全ての資料!及び人間関係記録を抹消!抹消!」
やがて・・下から白い煙が立ち上がる
「これは?」
「催涙ガスです・・眠りから覚めればあなたはあなたじゃない・・誰かになります・・・そのものの資料はあなたの横にカバンを置いておきます、自分が何者か気になるなら、
その資料をご観覧ください・・では良い夢を・・」
やがて・・頭の中に・・もやがかかっていく・・何か・・眠い・・
俺という・・意識が・・とだ・・・

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 クリスタルパロディン 」さんの小説

もっと見る

SFの新着小説

もっと見る

[PR]
★セレブ御用達★
最高級の死海の塩


▲ページトップ