暗闇の世界。
そこには何もなく、ただ永遠と闇が広がるだけの世界。
そんな世界の真ん中で一人の少年が立っていた…。
やがて、少年は歩き出し、どこかへと歩んでゆく。
その先には…紅く大きな光と。真っ白で小さい光。
やがて、二つの光は大きくなり闇を照らしだす……。
【シンディア大陸】人口が最も多く、文明が発達し栄えている国。また封印の地”女神の塔”もこの国にあり、封印を解かんとする帝国軍の侵略もしばしばあった。そして、連合軍の敵対する国【アレクドル】シンディア大陸と隣接している国。シンディア大陸と違い、アレクドル国は軍事国家で兵器などの発達が主にされており。また、いにしえの古代魔法などを開発している国である。この二つの強大な国は、長年友好を保ってきたのだが…ある日を境に両国の関係は悪化し、両国全土を巻き込み、戦いの炎を広げてしまう…
ガキィィン!ガキィィン!と金属同士の衝突音が城内に響き渡り、飼育小屋で寝ている鶏はそれに驚き、寝ぼけて鳴いた。
シンディア大陸のほぼ中心にある城、【アンクレット城】連合騎士軍の本部であり、シンディア大陸、最大級の健造物でもある。
夜が明け、オレンジ色に城は染まり、一日の始まりを迎えようとしていた…
続ー。