「ねぇねぇ」 少し話し掛けづらそうに呼び掛ける。返ってくるのは薄い反応。無理も無い、友達になったのは一週間前なのだから。 ──一ヶ月前── もう、どこかへ消えてしまいたい。どこでもいいから…。 なんで私が? てか、これはイジメに入っているの? もしかしたら私の思い過ごしかも… いや、こんなことを考えていたなんて、私はなんて愚か者なんだ!! もう、死んでしまいたい。今死んだって誰も悲しまない。しかし、迷惑になってしまう。それは避けなければならない。 どうする? 自殺→偶然誰かきて、助かってしまう。生き延びてしまえば、怒られるし世間的にもヤバイ。 事故→確実に死ねるとは限らない。第一痛みに苦しまなければならない可能性大。 死のうなんて考えは甘いのか?せめて、私の存在が無くなってしまえば。私の存在の証拠が消えればいいのに。 あぁ、異世界へ行ってしまいたい・・・