サトルの中にあたしという存在が入った、それだけでいい。 「え?そんな、悪いよ。脈ないみたいだし。」 「そんなの、わかんないじゃん!やってみないと。じゃ、これあたしの連絡先。これからは、かな子って呼んでね。」 「う、うん。ありがとう。」 なかば強引に連絡先を書いたメモを渡し、サトルと別れた。あたしは、何をしたいんだ。 「昨日、あたしより帰ってくるの遅くなかった?」 「うん、ちょっとね。」 つづく…
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