無題38

しま  2006-10-22投稿
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「ねぇ、かな子好きな人いるの?」    「う、うん…いるよ。」         「あたしに全然相談してくれなかったじゃない。どうして?」  「どうしてって、別に相談することじゃないし。」       「その人と付き合っているの?」     「…うん、付き合っているよ。」     もう自分を止めることはできなかった。  「そう…。良かったわね。」       「うん、ありがと…。」         尚吾が寂しそうに笑った。なんか、泣きそうになった。尚吾のこと嫌いじゃないけど、今は友だちとして見れない。つづく…

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