「反撃・・・か」
秀は呟いた。
「俺たちも行くぞ!」
「うん。分かってる」
秀とまどかは身構えた。すると、藻の頭上に巨大な岩が現れた。
「はぁっ!!」
藻はその岩を2人のほうに勢いよく飛ばした。すると、まどかがその岩の前にに両手を突き出した。
「任せて」
まどかがそぅ言うと、いきなり岩が真下に落ちた。重力を操るまどかにはさっきの事は容易いことだ。それを見て藻は驚いているようだった。
「まどかナイス」
秀は呟いた。秀は一瞬で藻の目の前へ来た。
「!」
どかっ・・・
「うっ・・・」
藻はその場に倒れこんだ。秀の拳が藻の腹に入ったのだ。
「藻先生には、用が無いんです」
秀は倒れた藻を見て言った。
「俺達は、龍華さんと戦いたいんですよ」
「そぅそぅ。だから、少し休んでてくださいね」
まどかはニコッと笑って言った。藻は薄っすらと目を開けていたが、その言葉を聞いて気を失った。
「さて、龍華さん・・・」
龍華はハッとして秀とまどかの方を見る。
「準備はいいですか?」
「!」
龍華は振り向いた。そこには秀が操る竜の姿があった
ドカ―――ンッ
竜は龍華のいる場所に突撃した。その場所には煙が舞った。