この学校は、普通で、特に変わったことはない。
でも、うわさだけど・・・でるんだって。高井のゆうれいが。
高井っていうのは、嫌われてた女。みんなで、聞こえてても、聞こえないふり。いてもいないふり。そんな、いじめにあって、工作室にあったロープで首つり自殺をした。だから、私の後ろの席は、空っぽ。まだ、そこに座ったら呪われる・・・とか言う人がいる。
私は、習い事があって今日は、早く帰った。
「あ!」
私は帰ってから、工作室に下敷きを忘れたのに気づいた。
「どうしよ・・・」
と、いうことで、今日の習い事の帰りに、寄ることにした。
夜の学校は、不気味だ。
「し、失礼しま〜す。」
そう言って、工作室のドアを開けた。
怖かった。 と、目の前に人がいた気がした。
でも、一瞬で、消えた。怖さのあまり、幻を見たのだろう。だが、後ろから、
「た・・・すけ・・・て・・・。いっしょ・・・に・・・き・・・て・・・。」
かすかだが、聞こえるのだ。
ー続くー