あなたが言ってくれた始まりのコトバ。
貴方は、覚えてる?
『今、一番大切なのは君だ。だからそばにいてくれ。』
私は居場所を見つけられた。
そこにいて良いというコトバ。
何より、私に安らぎを与えてくれた…。
でも―――\r
私は貴方の一番じゃない…。
『特別』
だけど。私は…二番。
でも、一番にしてほしくない。
貴方にあの人を忘れてほしくない。
だけど、一番になりたい…。
矛盾した想いを抱えたまま、私は貴方の腕の中…。
苦しくて、泣き明かした夜。
辛くて、悲しくて…貴方を困らせた日々。
でもそんな時…
何時も、あの人の言葉を思い出す。
『本気の恋だから辛い。泣いた分だけ、貴女は笑えるよ。彼をよろしくね。』
あの人が、私達を見守ってくれている。
だから…
今度は私が貴方を守る。
あの人の分まで…守ってみせる。
一番がほしいケド、二番で良い。
私は貴方と同じだけ、あの人も大好きだから。
これから…長い人生をともにする貴方へ。
『愛してます。』