オレと俺が窓越しに話を続けている。 (テメーはホントに意気地がねーなぁ。見てて腹立ってくるぜ。) オレは俺に向かって呆れたと言わんばかりに言い放った。 「仕方ないだろ。向こうには好きの男がいるんだぞ!」 少し口調を荒げて俺は反論する。 (ハッ。だからテメーは腰抜けなんだ。) 見下したように言う灰色のオレに怒りを覚える。自然と筋肉がまた強張る。反論しようとするが、灰色のオレに遮られる。
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